ソニックXストーリーレポート

両親が帰ってくる。そんな当たり前のことも、クリスにとっては“何ヶ月ぶり”かのことであった。父は大会社の社長。母は大女優。
二人とも、仕事が忙しすぎて、中々家へ帰っていられないのだった・・・。

「尊敬されれば世界は征服できる！じゃぁ尊敬されようじゃん！」クリスが両親と会えることを楽しみに学校へ向かったその頃、世界制服の野望に燃えるエッグマンは新たな作戦を考えていた。その作戦とは“尊敬されること”
普通、尊敬されようと思えば立派なことをして人々に認めてもらうところだが、エッグマンはそうはいかない。“尊敬されるように、子供達を教育すれば良い”と考え、クリス達の通う学校に、教師ロボ：Ｅ−５１を送り込んだ。

「パン・パカパ〜ン！おはよう！！」学校へやってきたＥ−５１は、クリス達のいる教室のドアを開け、全くやる気のないスチュワートを教室から放り出し、自分の授業を開始した。スチュワートはなんとか自分のクラスを取り戻そうとするが、Ｅ−５１の素晴らしい指導の前に、ことごとくその作戦は失敗していく。
そして、今日の授業が全て終わり、みんなが帰ろうとしたその時・・・。

「ワシの大事な命令を無視し、自分ばっかり尊敬され追って〜、分解してやる！」
Ｅ−５１の行動に怒りを爆発させたエッグマンがやってきた。

「生徒達を守る！」と豪語していたＥ−５１も、当の本人を目の前にしては逆らえない。
結局、エッグマンを尊敬させるための補習授業が開始され、クリスは家へ帰ることができなくなってしまった。

「いつもなら、もう帰ってくる時間なんじゃが・・・」
一方その頃、ソーンダイク邸では久しぶりに帰ってきたクリスの両親が、息子の遅い帰りを首を長くして待っていた。彼らの様子を見ていたエミーとテイルスは、ソニックになんとかならないかと言う。しかしその時、ソニックはすでに学校へと向かっていた。

学校では、いよいよエッグマンを尊敬させる補習授業が開始されていた。が、早々とソニックが乱入。Ｅ−５１の攻撃を軽くあしらい、一撃で倒してしまう。

これにて補習授業は終了。
クリスは家路に着き、久しぶりの両親との再会を楽しんだ。

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